災害時の偵察用ロボット、高所測定用線量計、屋内用ドローン、測定情報連動小型線量計(歩行型線量計)の開発等を経て、現在では環境放射線の測定用ドローンの開発を実施しています。

放射線測定用ドローンの開発は、国の研究機関からの受託開発や平成28年度福島県ロボット関連基盤強化事業費補助金を活用して実施しており、以下の特長を有しています。

事例のご紹介

放射線測定用ドローン

1.ドローン本体

JH950(ロータ6基型)ベースカスタマイズ品

フライトコントローラ
2種類を搭載し、切り替え可能な冗長構成
プロペラ径
18インチ
機体高
580mm
機体重量
3.5kg(バッテリー除く)
最大飛行重量
12kg
搭載可能ペイロード
6kg
飛行時間
15分

PG700(ロータ4基型)ベースカスタマイズ品

プロペラ径
18インチ
機体高
700mm
機体重量
3.0kg(バッテリー除く)
搭載可能ペイロード
5kg
飛行時間
15分

2.ドローン搭載線量計

BGOシンチレータ検出器イメージ

BGOシンチレータ

福島県ロボット関連産業基盤強化事業により開発(JH950に搭載)

シンチレータ
BGOシンチレータ(10㎜×10㎜×20㎜) ×9個
光電変換
MPPC×9㎜
エネルギーレンジ
0~3MeV
収容回路数
9系統
線量強度範囲
BG~約10μ㏜/h
データ保存
内蔵メモリ
GPSデータ保存
8Mバイト(32768秒分)
※ GPSユニットとの連携により保存。

GAGGシンチレータ

国の研究機関からの受託契約による開発

シンチレータ
GAGGシンチレータ(□1inch×1inch)
光電変換
大面積シリコン・フォトダイオード
エネルギーレンジ
150keV~2MeV
感度
10,000cpm/μ㏜/h以上
線量強度範囲
0.001μ㏜/h~20μ㏜/h
データ保存
SDカード

3.システム概念図

機体に線量計、GPSユニット、気圧高度計及び通信ユニットを搭載し、線量データ(スペクトルデータ)、GPS、気圧高度及びレーザー高度を記録媒体に連動記録すると共に、IEEE802.15.4規格の2.4GHz帯無線通信を使用して、地上ステーション用PCに送信します。

また、地上ステーション用PCでは、地図上に各種データ(線量カウント値等)及び測定線量マップ(線量率をマップで表示)をリアルタイムで表示します。

4.線量マッピングアプリケーション

ドローンに搭載されているGPS及び線量計の情報を基に、地図上に飛行軌跡と計測地点のカウント値を表示し、飛行記録をリアルタイムに可視化

測位情報連動サーベイメータ〈Does Rate Detector〉

~ 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構殿からの受託契約による開発システム ~

単独高精度測定GPSを採用
誤差1m[CEP<1m]のGPSを装着しているため、高精度の位置情報が取得可能。
測定結果を地図上にプロット
最大1/800の詳細地図を採用し、地図上に線量計測結果をプロット、線量情報と位置情報を保存。
検出器とタブレット間はケーブルレス
検出器とタブレット間はWi-Fi接続のためケーブルレス。検出器単体でも線量計測可能。
スペクトル計測が可能
スペクトル計測が可能で、核種の識別可能。

線量計仕様

線量率範囲0.001μSv/h ~ 20.000μSv/h
検出器CsI(TI) 40 × 20 × 10mm
エネルギーレスポンス±15% (エネルギー補償 ) 以内
エネルギーレンジ150keV ~ 3.0MeV
エネルギー分解能8.5% (137Cs、662keV)
感度15,000cpm/(μSv/h)
線量率時定数3 秒 , 10 秒 , 30 秒
線量エネルギー補償
※ エネルギースペクトル
512 段階512ch
表示器有機 EL ディスプレイ 128×64 ドット
電源単三型ニッケル水素電池 (4 本 )
外形寸法本体101(W) × 44(H) × 195(D)
重量約 533g ( 電池含む )